第24章 まさか宮本陽叶が承諾するとは!

翌日の未明になってようやく、井上颯人は帰宅した。

福田祐衣はまだベッドの中にいたが、井上颯人の相手をするのが煩わしく、彼が部屋に入ってくる気配を感じても、身じろぎひとつせず寝たふりを決め込んだ。

だが、井上颯人は彼女を放っておく気などさらさらなかった。

今日の午後に感情を爆発させたことで、妙な自信がついたらしい。冷ややかな顔で福田祐衣を揺り起こした時、その表情には罪悪感の欠片もなかった。

福田祐衣は奥歯を噛み締め、寝ぼけたふりをしてゆっくりと目を開けた。

「颯人……? 帰ってたの」

無防備な姿で眠っていた福田祐衣を見下ろし、さらにネット上で炎上している会社の悪評を思い出し、井上颯...

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